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WEB活用事例

ベーグル専門店「パン處」

ブログによる口コミだけで、月間ユニークユーザーが1,000人を突破
瞬く間にネット上の人気ベーグル店に急成長!

国産小麦&自家製天然酵母ベーグル専門店 pandocorohttp://www.pandocoro.com

パン處~pandocoro~は国産小麦と自家製天然酵母でつくるベーグル通販店です。
自家製天然酵母ならではのもちもち感と小麦の素朴さがおいしいと評判で、ネット上に多くのファンがいらっしゃいます。
特筆すべきは、無店舗のため、お店はなく、通信販売だけで、営業を行っていること。そして、ベーグルの注文販売を仕込み~配送、ホームページの運営の一切の作業をオーナ様1人で行っていることです。

smartweblabからのアドバイス

個性をアピールできるサイトを。目指したのは「ファンづくり」

pandocoroのオーナーの末松様はおしゃれで個性的で独特の雰囲気をもった楽しい方です。
それでいて、パン作りに対する熱い思いとこだわりをもっていらっしゃいます。

お会いしてすぐ、この個性をWEBでアピールすることができれば、きっとすぐにファンが出来る。と思いました。

そこで、「ブログ」をベースにしたホームページをご提案いたしました。
オーナ独自の考えや、日々の出来事をブログでつづることでファン作りにつながるからです。

また、パンの仕込みから配送、ホームページの運営まですべて一人でおこなうため、ブログを取り入れるほうがWEBの運営にも非常に適している点も理由のひとつです。

また、サイトデザインについては、「ただのベーグルの紹介だけでは面白くないから、遊び心を入れたい、入れましょう!」とお互いの意見が一致しましたので、一見みても分からないようなところに「クスッ」という笑顔を誘発するデザインをいくつか取り入れております。

これも、「このベーグル屋さんのホームページ面白いよ。」という口コミをうむ好結果をもたらしてくれました。

ショッピングカートも多様な決済方法もいらない。

制作の段階において、ショッピングカートの導入したいという要望がありましたが、ショッピングカートの導入は先送りさせていただきました。また、支払い方法についても、クレジットカード、電子マネーの導入もしない方が良いという提案を行いました。

これは、ハンドメイドのオリジナルベーグルだからです。

ネット上に同一商品が多くあるものならば、買いやすさにつながるショッピングカートや、決済方法はショップの差別化につながることでしょう。しかし、今回の場合は、他にはない、ここだけの、pandocoroだけのベーグルです。
だからこそ、ここのベーグルを食べたい!と思っていただければショッピングカートがなくても、決済方法が少なくても購入にはつながるのです。

ネット上の口コミでまたたく間に広がり人気ベーグルショップへ

公開してすぐは、知り合いが訪れるだけで、アクセス数はせいぜい月100人程度でした。
訪れる方もほとんど地元である熊本の方ばかりでした。
しかし、公開後3ヶ月でpanndocoroのユニークユーザーは月間1,000を突破、そして公開1年を迎える現時点でユニークユーザーは1,500とどんどん増えています。

これまで特別に検索エンジン対策や相互リンク対策、オーバーチュアやアドワーズなどのキーワード広告、Yahoo!JAPANのビジネスエクスプレス登録等も一切行っていません。

その要因は、ブログを通じた口コミでした。一度食べた人が、自身のブログでpandocoroを紹介してくれたのがきっかけでした。
それがある有名なベーグルブロガーの目に留まり、瞬く間に広がったのです。今では全国各地にファンが生まれ、毎日注文のメールが届いています。

pandocoroオーナー末松様からのコメント

お金もない、コネもない、やりたい事とやる気だけはある。
その気持ちだけを持ってpandocoroはスタート致しました。

どうせ作るのなら半端なモノは作りたくなかったので、徹底的に話し合いました。
実際にホームページを見る側、買う側の視点を重視し、シンプルで分かりやすく、しかも面白いホームページを、ということで少しずつ形作っていったのがpandocoro.comです。

WEB制作会社に全てを丸投げするのではなく、自分も自らWEB制作に携わることで、いつしか自分のホームページに対して愛情が生まれていきました。
pandocoro.comを開設してから現在に至るまで色々なことがありましたが、今では本当に開設して良かったなと思っております。
自分にとっても本当に貴重な経験をさせいてもらい感謝しております。

今現在では予想をはるかに超えたお客様の反応に自分でも正直驚いています。
自分が考えている以上にお客様が僕のブログを楽しみにされていることも知りました。

ホームページは生き物だと思います。良いホームページは呼吸を感じます。
結局は店舗と同じです。良いお店は毎日きちんと掃除され、お客様が出入りし、毎日人の呼吸を感じます。
やり方次第ではWEBを活用しての無店舗販売はこれからどんどん伸びていくように思います。
見せるホームページ、売る商品、いずれにしても必要なものは”愛情”なのでしょうね。

実例に学ぶWEB活用法~今回のおさらい~

ブログが質の高いアクセスとファンをつくる

サイトの目的 ハンドメイドのオリジナルベーグルの販売
ターゲットユーザー 美味しい(こだわりの)ベーグルを探している人。
キーワード 特になし。特別にSEOは行っておりません。

顧客獲得の流れ

  1. 一度食べた方が自分のブログでpandocoroが紹介され、サイトへ訪問
    ※ベーグル好きの方のブログですので、自然とベーグル好きがあつまり、高い宣伝効果をもたらします。
  2. ベーグルへのこだわりと美味しそうなベーグルの写真で「食べたい」気持ちを高める。
  3. 口コミの効果も加わり、ベーグルを注文
  4. 丁寧な対応と店長ブログでファンを魅了し、リピーターへ

今後の戦略

今後も美味しいベーグルをつくりつづけ、ブログを通じてお客様とのコミュニケーションを継続していく。

スマートウェブラボからのコメント

WEBの醍醐味を実感

今回pandocoroのサイトの企画・制作を通して改めのWEBの秘めたパワーを実感いたしました。口コミがブログというツールにより、アナログよりもより早く、より遠くへ広がったことにより、pandocoroが瞬く間に人気ベーグル店に成長したからです。
しかし、勘違いして欲しくないのは、「ブログを使えば、売り上げが伸びるということではない」ということです。
このサイトの成功の要因は、ブログを活用したことではなく、オーナーである末松様が美味しいベーグルを焼きつづけ、お客様とのコミュニケーションを大切にしてきたからなのです。

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